足型を作りましょう!

靴下を編む というのが最近の編み物業界では ブームになってきました。

 

うれしいですよね♪

 

でも・・

なぜか市販の編み物本には そのまま編んだら巨大な靴下になるんじゃありませんか?

な パターンばかりで 閉口します。

 

 

もともと 日本の編み物の世界では 平面図に数字を書き入れた

編み図 という特殊なものが存在し、

一目瞭然で わかりやすい しかも記号は統一されているので

表さえあれば 何とかなる ものです。

 

 

ただし・・・

日本の編み図には ほとんどサイズ展開がありません。

サイズ展開をすると 表はなんパターンも作らないといけないし

複雑になってしまうし、もともと糸のメーカーなどとタイアップして

作っていますから 売りにくいわけですね。

 

そんなこんなで 1サイズの編み図の本が出ているわけですが

日本の編み手さんって とてもきつく編むようなんです!

一般的なソックヤーンを80目検討で編む って ずるずるの靴下が編めてしまいませんか?

 

海外の靴下本から習った私の常識では Sサイズは60目くらいなんですよ。

日本の靴下本の 摩訶不思議なこと。

 

という前置きはさておいて

靴下を編むとき サイズ感がとても重要です。

私が靴下を編むきっかけになったことに ブーツを脱いだ時に

一緒に脱げない ウールの靴下がほしい ということがありました。

 

そうです サイズの合ってない靴下ばかり 購入して履いていたわけです。

海外の靴下本を見ながら編んでいると 必ず目に入る文字があります。

それは 踵まで▲cmになったら とか つま先まで●cmになったら

という 次のきっかけになるポイントでした。

そこで 毎回足の裏に定規を当てていましたが うまくいかないので

(靴下は伸ばした状態で履くので)足型を作ることにしました。

 

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きっちり 足の周りをトレースします。

 

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こんな風にトレースできたら 厚手の紙に写します。

 

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一番長さのあるところに線を書き入れ 真ん中にしるしをいれます(マチのスタート基準にします)

つま先、かかとから1cm刻みで 印を入れておきます。

 

IMG_2025いつも編む人の足型はコレクションしておくと 実際に足がなくても おおよそぴったりに編めるようになります。

 

足型に当てて確認するときは 必ず引っ張って当てましょうね!(コレ重要)

靴下は伸ばして履くものだからですよ。